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Foundry Virtual TableTop (日本語名:オンセ工房)の紹介

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オンラインセッションツールFoundry Virtual Tabletop(日本語名:オンセ工房)の紹介

オンラインセッションとは何か?

オンラインセッションとは、チャットを利用して、オンラインを通じた遠方の相手とテーブルトークRPG(TRPG)を行うという遊び方である。「オンセ」と略されることも多い。ーウィキペディアより

TRPGをプレイしたいと思った時に最もネックとなるのは参加者を集める事です。TRPGは通常ゲームマスター(以後GM)1人とプレイヤー数人でプレイします。3人以上の人を実際に集めるのは、集まる場所の準備、参加者のスケジュール調整等、なかなか大変な負荷になります。2022年2月現在コロナ禍全盛の今の世の中では特にそうです。

一方、インターネット上で人を集める事はリアルで人を集めるよりもはるかに簡単です。まず場所の準備が必要ありません。共通のプロトコルとして参加者各人が同じTRPGシステムのルールブックを参照する必要はありますが、皆がチャット出来る環境さえ整っていれば、後はスケジュール調整のみで済みます。参加者がどんなに離れた距離であってもTRPGをプレイできるのです。

本当に素晴らしい世の中になったものです。

FVTTとは何か?

Foundry Virtual TableTop (日本語名:オンセ工房 以後FVTT) は、海外のAtropos氏が開発している有料のオンラインセッションツールです。

オンラインセッションツールとは、TRPGをインターネットでプレイするにあたり、チャット機能を含んだ、必要機能を備えたツールの事です。ユドナリウム、CCFOLIA等があります。

私はよくダンジョンズ&ドラゴンズ(以後D&D)を遊ぶので、プレイに便利な機能が多数存在するFVTTを使っています。1ライセンスにつき$50(2022/02現在)かかりますが、GM1人が1ライセンス持っていれば、残りのプレイヤーは無料でプレイ可能です。

FVTTの特徴

FVTTはモジュール(以後MOD)をダウンロードすれば色々な機能が加わります。私がD&Dをプレイして便利とか面白いとか思った特徴を以下に挙げます。

  • サイコロ機能-どのオンラインセッションツールにも大抵付いてます。
  • サイコロアニメーション表示機能-サイコロを実際に振った気分になります。
  • ターン表示機能
  • 自動命中判定機能
  • 自動ダメージ処理機能
  • 視界制限機能

等々。

ターン表示機能は戦闘時に今誰が行動する順番かをヴィジュアルで判りやすくする機能です。

自動命中判定機能は自動ダメージ処理機能と連動させる事が出来、戦闘時の命中判定→ダメージ算出→ターゲットへのダメージ適用という作業を自動処理してくれます。

視界制限機能はプレイヤーキャラクターがマップ上を移動する時、実際に見えている部分だけを表示する機能です。これによりプレイヤーは冒険している感が増し、GMはプレイヤーに与える情報を制限できます。

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MODを追加していくと色々と機能が追加でき、オンセを便利に楽しくする事ができます。

ちょっとした不満点

私がFVTTで残念と思うのはインターネット接続がままならない点です。

セルフホスト(GMのパソコンにインターネットを介して直接接続する)の際、ホスト側のルーター設定が必要です。セルフホストを諦めてサーバーホストにするという方法もありますが、その場合サーバーレンタル代が必要という問題点があります。FVTT用サービスとして用意されている”The Forge”と呼ばれるサーバーがありますが、こちらもGMをするつもりなら有料になります。

信用できる人々と遊ぶならセルフホストで、それ以外はサーバーホストでという感じです。

結論

少し不満はありますが、FVTTはオンラインセッションでD&Dをプレイする分には十分コストに見合う、お薦めツールです。

 

以上、「Foundry Virtual TableTop (日本語名:オンセ工房)の紹介」でした。